小説・コミックの投稿コミュニティおよびコンテンツ販売プラットフォーム「E★エブリスタ」の概要です。
特徴
エブリスタはDeNAとNTTドコモの共同出資の会社で、小説・コミックの投稿コミュニティからスタートしています。いわゆる CGM(Consumer Generated Media) プラットフォームです。基本は無料で読み放題ですが、有名作家や有名人の作品は月額210円(税込)のプレミアム会員(docomoのみ対応)契約が必要になります。2013年8月1日から販売機能の提供を開始しました。有償作品の購読にはエブリスタ図書券の事前購入が必要で、支払いクレジットカード、WebMoney、各キャリアのケータイ支払いに対応しています。
メリット
- 作品総数200万点・月間訪問者数770万人と、既にある程度のコンテンツ量と集客力を持った市場である(※2013年8月の販売部数ランキング記事を参照)
- docomoだけではなく、マルチプラットフォームに対応している
- 基本は携帯電話(フィーチャーフォン)、Androidアプリ、PCブラウザの[投稿]画面から文章の入力や画像のアップロードを行うだけでよく、制作に特別なツールなどは必要ない
- 携帯電話(フィーチャーフォン)向けコミックが制作できるリッチエディタが用意されている
- テキスト、EPUB、ZIPのアップロードにも対応している
- 毎月行われている「E★エブリスタ賞」受賞作品は出版社との提携により書籍化される場合もある(約200作品の実績あり)
デメリット
- ビジネス書や実用書のコーナーがない
- 簡単に制作ができる代わりに、文字装飾や縦書き、凝ったレイアウトなどには対応していない
- 元が携帯電話(フィーチャーフォン)向けのサービスだからか、ヘルプなどの表示が小さく、ウェブから参照しづらい
- 元がdocomoの携帯電話(フィーチャーフォン)向けのサービスなので、ヘルプを読んでいるとdocomoの携帯電話(フィーチャーフォン)向けの「マイページ登録」などの記述が残っており、若干混乱する
- iPhone / iPad 向けのアプリがない(※ブラウザからウェブ版が利用可能)
元々フィーチャーフォン向けのサービス「モバゲータウン」からスタートしているので、顧客層の中心は現在もケータイ小説・ケータイコミックに夢中になった方々だと思われます。あの「王様ゲーム」を輩出したプラットフォームです。