『月刊群雛 (GunSu) 2014年07月号』には、小林不詳さんの既刊小説『しょくらあと外法帖』のサンプルが掲載されています。これはどんな作品なんでしょうか? インタビューの一部を公開します。
──幕末ラピュタ ※キズ、汚れあり
『しょくらあと外法帖』
まず簡単に自己紹介をお願いします
小林不詳(こばやし・ふしょう)と申します。
二〇〇三年に零細出版社の設立に参加し、現在も勤続中。営業を中心に様々なことに首を突っ込んでいるうちに「自分の本を売りたい」と思い立ち、四年前から「出版営業作家」を名乗って活動を開始。
ジャンルはライトノベルですが、山田風太郎(やまだ・ふうたろう)、村上春樹(むらかみ・はるき)、藤子不二雄(ふじこ・ふじお)、ダウンタウン、レイモンド・チャンドラー、宮崎駿(みやざき・はやお)(以上敬称略)あたりの影響が強いです。◆Amazon著者ページ:
http://www.amazon.co.jp/-/e/B00IF1VC4E
◆Twitter:
https://twitter.com/KFusho
◆主な作品:『魔界Ⅹ生』『巻戻り不死町と幻の時警団』
この作品の内容を簡単に紹介して下さい
明治維新直前の長崎で、混血の浮浪ボーイと遊女屋の箱入りガールがミーツして、天草四郎の奇跡の力をめぐる陰謀や時代の荒波に呑みこまれそうになるも、知恵と勇気と一途な恋心で大団円(?)という中編活劇です。お色気少々。
一応史実に則っており、某幕末のカリスマも登場します。
この作品を書いたきっかけを教えて下さい
数年前に某投稿サイトのバレンタインコラボ小説企画にて、友人に執筆してもらう予定で作成したプロットが元です。チョコレートの歴史を調べていたら、なぜか天草四郎の伝説と合体してしまって魔が差しました。
あと、ライトノベル的な切り口でエセ史実を描くというのを早いうちに唾つけておきたかった、というのもあります。
そこそこ面白く書けたと思いますが、どうも結論としては自分には向いてないようです。
この作品はどんな人に見て欲しいですか?
土佐弁ネイティブの方。
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