日本独立作家同盟は3月5日、『S-Fマガジン』元編集長の今岡清氏を招き、セミナー「作家を目指す人へのアドバイス」を開催しました。
編集者として小松左京、星新一、筒井康隆らの作家の作品を手掛け、また神林長平、大原まり子らの新人を育て、SFWA(アメリカ作家協会)会員としての海外作家との交流、そして栗本薫という作家の夫として、日常的に創作の現場に立ち会った今岡氏。その経験に基づき、小説を書いている方や、書こうとしている方へのアドバイスをいただきました。
- たんに小説の書き方のスタイルとしてのみではなく、膨大な情報を扱う創作という作業を行うための創作法としてのシミュレーション、そしてその前提となる視点の問題。
- 魅力のある小説とはなにか、またストーリーの占める比重について。
- 読者にどんな話を読ませようとしているか、モードの呈示について。
- 文章について、読みやすい平易な文章を心掛けるということ。